今回は膝の痛みの原因となる膝、及びその周辺部位へのストレッチングをパートナーと一緒に行う方法をご照会します。夫婦で。親子で。またはお友達同士で試してみてはいかがでしょうか?
■パートナーストレッチングって? パートナーに姿勢を固定してもらったり、抵抗を加えてもらいながら行なうストレッチング。セルフ・ストレッチングと比較して、よりリラックスした状態で、より大きな可動域の伸張が可能になり、二人で行なうため可動域ぎりぎりまで行なうことができるという利点があります。また、反動をつけたり、強く押し過ぎると障害を生じるので、ゆっくりと注意しながら行ないましょう。
株式会社ADL コンディショニングトレーナー スポーツ医科学施設のトレーナー職を経て、アルペンスキーナショナルチーム・コンディショントレーナーとして選手のコンディション管理を努める。現在、株式会社ADLにてトレーニングプログラム開発を行っている。
受ける側は仰向けに。踵と膝を支えながら片方の脚をゆっくりあげ、膝をのばしたまま静止します。
受ける方は仰向けに。片方の膝を立て曲げない方の腰が浮かないように押さえながら膝をゆっくりと開くように伸ばして静止します。
受ける方は仰向けに。相手の膝を交差するように自分の膝に乗せ、伸ばす方の腰を押さえながら膝をお腹に近づけるようにゆっくりと曲げて静止します。
受ける側はうつぶせに。曲げる方の足首と腰の部分をそれぞれしっかり支えながらゆっくりと踵をお尻に近づけるように曲げて静止します。
受ける側はうつぶせに。曲げる方の腰が浮かないように押さえながら、ゆっくりと膝を持ち上げて静止します。
相手のつま先を隠すように両手でしっかりと掴みながら膝の方向にゆっくりと押して静止します。
相手の脚の甲からつまさきにかけて両手で押さえながら地面にゆっくりと近づけて静止します。
ストレッチングの際に可動範囲を越えて無理に伸ばすことをオーバー・ストレッチといいます。 ストレッチを行なう場合、自分の関節において最大可動域の範囲内でストレッチングをするのが理想的で、これを越えて曲げたり、伸ばしたりすると、腱、筋肉、靭帯、軟骨などを痛める原因になります。喧嘩中のご夫婦は、ついチカラが入りすぎ・・なんてことも。仲直りしてからトライしましょう!(笑)